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2ヶ月で675個。
ゼロから有形商品を売り切った夏
まえさん × しゃけ ── 8分完売の裏側を、数字ごと全部公開
2026.09.03 THU | ゲスト:まえさん | 司会:しゃけ
約2時間18分を、10分で振り返り
しゃけさんが冒頭で「対談史上いちばんいい回かもしれない」と言い切った特別回。ゲストのまえさんは、段ボールに詰めた科学実験キットという"有形商品"をゼロから作り、この夏だけで約675個を売り切りました。しかも初回は8分で完売。この日は、商品づくり・仕入れ・梱包・値付け・原価率・送料交渉・ローンチ設計・LINE配信まで、数字ごと洗いざらい語られました。そして何より──その全部が「行き当たりばったりだった」という告白から始まります。
RESULTS ── まえさんの実績
約675個2ヶ月の総販売数8分初回125個の完売時間4回販売した回数24.8%原価率約2,500人LINE登録(ほぼ0から)1ヶ月商品の制作期間
※ 目標だった「収益7桁」は達成。ストーリーズ閲覧率は約1%という条件下での実績です。
KEY TAKEAWAYS
この回の核心10
01 「思いついてないです。人のパクってます」
ベンチマークを1人決めて徹底的に観察し、そこに自分だけの価値を掛け合わせる。全く新しいものは存在しない。
02 この人に出せない価値は何か、で差別化する
「自由研究の審査員をしたことがあるのは私だけ」。経歴の中にある"その人だけの一点"がコンセプトになる。
03 間に合わなくても「謝ればいい」。だから先に走り出す
完成の確証がない段階でストーリーズを開始。積み上げチャットに毎日「やばい」と書きながら進めた。
04 目標収益から逆算して販売個数を決める
収益7桁には160個必要 → 2回売る前提 → 初回は梱包できる限界で125個。個数は自分で設定できる。
05 値段は「下げる」ではなく「価値を足して上げる」
競合4,900円に対して9,800円。実験数を増やしZoomを2回付けた。安くするとじり貧になり、続かなくなる。
06 ストーリーズ閲覧1%なら、フィード投稿で戦う
「作ります」宣言はリールで。自社商品はリールのバズより作り込んだフィードの方がLINE登録に直結する。
07 反響=焚き火の薪。1回目がいちばん頑張りどころ
LINE登録数を毎日実況し、「買います」のDMを見せる。一度火がつけば、あとは自動で回って売れていく。
08 締め切りがないと、本当に売れない
受注生産を締切なしで開始→50〜60個で失速。締切を設定した最終日だけで100個以上が動いた。
09 LINEは文章だけで送らない。締切日は複数通
画像・サムネを必ず付ける。締切日は昼・夜・終了1〜2時間前の3通。「みんな本当に忘れている」。
10 1回ドロップアウトした。でも2年後にできた
「今年はできないかもしれない。でも2年後は絶対できてる、みんな」──まえさんから受講生への激励。
TIMELINE ── 全体像
5月の決意から、8分完売まで
3月
リアル実験講座での一言
「材料を揃えるのが大変で、やらせてあげられない」
↓
5月
「やる」と決意 → 制作開始
「やめます」を何度も口にしながら約1ヶ月で制作
↓
6/15 → 6/25
書籍発売 → ボックスの発信を再開
「前こんな話してたの覚えてる?」で拾い直す
↓
6/30
1本目のリール投稿+LINE導線オープン
LINE登録は100人未満からスタート
↓
7/12〜13
北海道オフ会 → 大阪で足止め → 撮り直し
「値段はビジュアルで伝えて」の助言を受け、帰宅後すぐ撮影・編集・配信
↓
7/14
販売開始 → 8分で125個完売
LINE登録は約1,000人まで増えていた
SECTION 01 ── 商品づくり
「思いついてないです。人のパクってます」
きっかけと、差別化の作り方
ベンチマークを決めて、そこに自分だけの価値を足す
きっかけ(表と裏)
・表向きの理由:3月のリアル実験講座で、フォロワーさんから「本は持っているけれど、材料を揃えるのが大変でやらせてあげられない」と言われたこと。加えて、元理科の先生として「自由研究は学校からのサポートがない状態で出される宿題」という問題意識があった。
・裏向きの理由:PRO+の0期生で自社商品を作る講座に参加したが、自信がなくて途中でドロップアウトしたという悔しさ。「7桁達成という実績を、私も持ちたい。みんなみたいに」。
“ しゃけ「これを思いついたきっかけって?」→ まえ「これはですね、思いついてないんですよね。あの、人のパクってます」
ベンチマークとの差別化マップ
ベンチマークの先行者・同じ元理科教師/1年先に発信開始
・8実験で約4,900円
・対象は未就学児中心
・特典=PDF+オンライン教室1回まえさんのボックス・13実験で9,000〜9,800円
・4歳〜小学校中学年まで広く
・自由研究として提出できる訴求
・特典=雑誌型ガイドブック+教室2回
※ 決め手のロジック:「この人に出せない価値は何だと考えたときに、"小学校の自由研究の審査員をしたことがある"のは私だけだと思って」。理科の先生なら誰でも審査員はやるが、「どう仕上げれば選ばれるか」を知っているのは自分だけという一点に賭けた。
リサーチのやり方(メモもスクショも取らない)
・「岩ママさんよりも、私の方が岩ママさんを知っているくらい知ってます」。開設時からずっと観察しているので、記録を取らなくても覚えてしまう。忘れたら相手のハイライトを見に行けばいい。
・競合がフォロワーに取ったアンケート結果を、そのまま自分の調査代わりに使う。「私はアンケートを取る暇がなかったので、あの人がアンケート項目に入れているものを全部入れておけば間違いないと思って、全部」。そのうえでオンライン教室を1回→2回に増やして上回った。
“ しゃけ「結局パクリなんですよ。全く新しいものって存在しなくて、掛け合わせなんです。それで価値が生まれるし、まえさんの"理科の先生"というコンセプトが入ることで付加価値がついていく」
SECTION 02 ── 制作・仕入れ・梱包
有形商品のリアルな作り方
デザイン → 中身 → 仕入れ → 箱 → 梱包
「尿素買い占めおばさん、また現れる」
有形商品ができるまでの5ステップ
STEP 1
中身(実験)を決める
AIと壁打ちしながら4つの基準で選定
↓
STEP 2
箱のデザインを外注
同期にCanvaで依頼 → 5日で納品
↓
STEP 3
材料を仕入れて小分けにする
地元スーパー・ネット・Temuを使い分け
↓
STEP 4
段ボールを入稿(印刷は6日かかる)
ダンボールワンで60サイズ・前面と上面に印刷
↓
STEP 5
ゾーン分けで詰める(緩衝材ゼロ)
最後にガイドブックとチラシを載せて封
実験を選ぶ4つの基準
① 材料の調達が大変で、でも面白い② 自由研究として提出できる③ 科学の原理にまんべんなく触れられる④ 原価を抑えられる
ここが商品価値の核心
尿素・分光シート・バタフライピーの粉など、ネットで10枚3,000円のように大量にしか買えない材料を自分が仕入れて小分けにする。これが原価を下げると同時に、そのまま顧客価値になるという二重取りの設計。しかも尿素は地元スーパーの園芸コーナーが最安だった。
“ まえ「尿素とか、家に持っておきたくないじゃないですか。実験だけなのに。だからそういうのを小分けにしてあげたらいいんじゃないかっていう発想」/しゃけ「それ言われたら僕、絶対買いますもん」
“ まえ「私、すごい怪しいおばさんで。『尿素買い占めおばさん、また現れる』みたいな感じで、店員さんもだんだん怪しんできて」
段ボールと梱包のリアル
・「ダンボール デザイン」で検索して会社を比較。安いプランは印刷できる面が限られる(まえさんは前・上・後ろのみ)。
・送料は箱のサイズで決まるので死活問題。ヤマトで60サイズの箱を買ってきて実際に詰めて検証 →「もう奇跡だと思って」というくらいピッタリ入り、緩衝材ゼロを実現。
・詰め方はゾーン分け(紙コップ/洗濯のり/片栗粉/クエン酸・重曹)→ 小分け材料 → ガイドブック → チラシの順で「パズルのようにシンデレラフィット」。
最大の反省点
箱が大きくなるのを嫌って「粉物・液物・紙物」で分類したが、購入者アンケートで「どの実験の材料か、子供だけで探すのは厳しかった」との声。実験ごとに小分けして固めるべきだった。→ 対策としてガイドブックにQRコードを付け、動画で「ボックスから何と何を取ってきてね」と実物を見せながら案内する形でカバーした。
梱包は一人でやってはいけない
1回目の125個は自分と家族だけで梱包 → 「囚人みたいな気持ちになってきて、終わらない仕事をずっとやらされるみたいで、気が狂いそうになって」。
それを見た旦那さんが「この人やばいかも」と人を集め始め、義母のネットワーク・ママ友・親戚・シルバー人材センターへと輪が広がった。ママ友にはきちんとアルバイトという形で依頼。しゃけさん「まえさんの人柄で、周りにいい人の輪が広がっている」。
SECTION 03 ── 値付けと原価
「安くする」は、じり貧への道
9,000円 → 9,800円の根拠
原価率24.8%・目標収益から逆算した販売個数
値付けの逆算フロー
↓
↓
「2回売れば届く」と決める
最初から複数回販売する前提で設計
↓
初回は「梱包できる限界」で125個
怖くて120個 →「もしかしたら5売れるかも」で+5
4回の販売実績
1回目|7/14125個9,000円/8分で完売2回目200個9,000円/10分で完売3回目120個9,000円/材料調達難で抑制4回目|受注生産約230個9,800円/締切設定で追い上げ
※ 2回目の200個は「あっくんが決めた」(ブートキャンプで相談)。判断軸は「発送できる限界まで売る」。注文から発送まで8〜10日、200個なら10日で梱包できる感触があった。
価格を9,800円にした3つの根拠
① 内容量の差:競合は8実験で約4,900円 → 自分は13実験+オンライン教室2回。「1万円近く行ってもいいかな」。
② 心理的な天井:いろんな人に聞いて「1万円を超えるとママは出さない」という感覚を確認 → 9,800円が上限。
③ 最後の背中押し:あっくんに相談し「9,800円でも安いくらいですよ」と言われて確定。
“ しゃけ「PRO生って『競合が5,000円だから私は2,000円で』とそっちに振る人が結構多い。それをやるとじり貧になる。目標も達成できないし、サービス自体が続きにくくなる。サービスを充実させて値段を上げる。相手が払えるギリギリまで上げる。この考え方が大事」
“ しゃけ「ママさんにとって9,800円は習い事と同じ感覚。ジム代やピラティスと同じくらいだから払える」
“ まえ「でもちょっと値段、弱気だったなと今は思ってます。最初から9,800円でよかったかな」
原価と送料のリアル(本人がライブ前日に計算した生データ)
原価率=24.8%(9,000円期は27〜28%、後半は約23%)。想定より上振れた原因は梱包の外注費と安い材料が途中で手に入らなくなったこと。原価で大きかったのは食べられる材料とガイドブック(1冊約200円)。
送料は自分で交渉した。STORESで注文だけ取り、配送は運送会社と直接契約。複数社に相見積もりを取り「何個になるか分からない」と言いつつ交渉。
九州=約450円北海道=1,300円平均600〜700円台BASEの一律800円より安い
決済はSTORES(選んだ理由は「AIが推したから」)
しゃけ「AIどいつですか、Claude CodeですかGPTですか」→ まえ「Claudeのチャットです。コードは使えないから」→ しゃけ「まえさん、素直」
手数料はフリー5%/月3,000円プラン3%で、月商17万円以上なら有料プランが得。1回目で売れると分かった時点でAIに再相談し、年間払いに切り替えた。しゃけ「1〜2%で5万とか変わってくる」。
SECTION 04 ── 集客
ストーリーズ閲覧1%でも、投稿で戦える
LINE登録 100人未満 → 約2,500人
主戦場はフィード投稿。リールは認知、ストーリーズは熱量
まえさんのストーリーズ閲覧率は約1%。そこで採ったのが「投稿で認知を取り、ストーリーズに送客する」という戦略でした。
“ まえ「これ結構、私おすすめです。ストーリーズ閲覧が低いと思っている人は、『何かやります』のタイミングで一回リールを出して『こういうの作ってるよ、だからストーリーズ見に来てね』と気になる人を集めていく」
“ まえ「ストーリーズでちまちまやっても話にならん。だっていきなり作っていきなり売ってるのに。最低4回(4投稿)しなきゃ無理だろうって」
投稿とLINE登録の連動(全7投稿)
1本目リール(6/30)1万数千再生正直、滑った2本目「なぜ作ったか」10万再生グラフがギュンと伸びた日完売報告フィード10万再生1日で約1,000人がLINEへ
※ リールは2〜3万再生止まりだったのに対し、フィードは10万リーチ。まえさん「サイエンスボックスに関してはフィードの方が見てもらえる率が高かった」。しゃけさんも「ローンチ・自社商品はフィードの方が売れる」(自身もフィード40万再生で1投稿2,000人流入の経験あり)。
販売動線はシンプルに1本
投稿・ストーリーズ→プロフィールのリンク→公式LINE→STORESで購入
※ 販売リンクはLINEにしか貼らない(インスタには貼らない)。「◯◯とコメントしてね」のDM自動応答はあえて使わなかった。しゃけ「やらなかった方が絶対に結果は伸びてそう。コメント誘導はもう飽和していて『変なところに連れて行かれそう』という怖さがある。今はむしろリンクの方が押しやすい時代」。
特典(リードマグネット)は「次へのはしご」
用意したのは「褒められる自由研究の作り方」「子供の理系を育てる方法」の2種。末尾を動画ではなく文章にして、「ここで言っていることが、このボックスで具体的にできますよ」と橋渡しする設計にした。
“ しゃけ「特典は次へのはしごでしかないんです。そうやって作らないと特典の意味がなくなっちゃう」
SECTION 05 ── 反響の作り方
「これが答えです、皆さん」
まえさんは「反響の魔術師」
火をつけるまでが大変。ついたら自動で回る
しゃけさんがこの日いちばん興奮したのが、まえさんの反響(社会的証明)の見せ方でした。本人は「買ったよと言ってくれた人のスクショを載せてるだけ」と謙遜しますが、そこには明確な設計があります。
反響は「進化」する ― 前半と後半で武器が変わる
前半(販売10日前〜)=自分から集めにいく・LINE登録数を毎日実況
「昨日600 → 今日700 → 今日800だよ」
・「絶対買います」のDMを掲示
・締めは必ず「気になる人は早めにチェックしてね」後半(完売後)=勝手に集まってくる・「買いたかったのに買えませんでした」のDM
・「8分で完売しました」の実績
・ここからは来るDMだけで賄える
・火に油を注ぐようにさらに広がる
焚き火モデル ― なぜ「あえて少なく売る」のか
① 完売できる個数に絞って売る
熱量の高い人が「ノールック」で買ってくれる
↓
② 「8分で完売」を作って報告する
「なんか売れてるらしい」で一気に振り向いてもらえる
↓
③ じらし期間(1〜2週間)を置く
「買えなかった」悔しさが次の購買意欲に変わる
↓
※ まえさんの原体験は書籍。1冊目が売り切れてどこでも手に入らない時期があり、「みんな"もっと早く行動しなかった"と思って、次は絶対買うようになる」と体感していた。「だから、それを作らなきゃなと思った」。
“ まえ「そこまでがすごく大変。一回火がついたら、あとは自動的に回って売れていく」
“ しゃけ「その火に焚き火をくべて、もっとでかい火にする。最初の0→1の火をつけるところがムズい。そこからは伝播していく」
“ しゃけ「反響を集めるのは薪を集める、油を集めるみたいな行為。この証拠集め・材料集めの重要性、そこがもう肝」
“ しゃけ「10日前から反響を見せている人はあまりいない。普通は告知ばかりして、商品にフォーカスしちゃう。まえさんはそうじゃない」
反響の"材料"はこうして集める
・「買いたい人はDMください」とは言っていない。代わりに購入者には「感想と実験している写真を送ってください」と逐一お願いする(DMの最後・発送メールなどで)。
・口コミがまだない1回目は、iサークル生にモニターをお願いして写真を提供してもらった。「一番最初の口コミは、もう全員ネバギブ」。
・販売直前3日間は「この時間にすぐ買わないと買えないかもよ」「争奪戦になるかも」という空気を作る。
ただし、やりすぎ注意
まえさん自身が「この辺はグレーなので、あんまりやりすぎはいけない」と前置きしたうえで語ったのが、反響は"オーバー目"に伝えないと届かないということ。「みんな最初は絶対に様子を見ているので、こちらから『みんな買おうとしてるんだよ』と強めに言っていかないと動かない」。
また、しゃけさんからの補足:「短期間で2回販売するのだけが正解ではない」。フォロワーとの距離感が違えば、「前回の募集ではこんな反響が来ました」を次回に転用する形でもいい。
SECTION 06 ── LINE配信と締め切り
売上の半分以上は最終日に出る
締切なしで50〜60個 → 締切ありで約230個
4回目の受注生産で起きた、いちばん分かりやすい実証
締め切りの威力(4回目・受注生産の実データ)
締め切りなしで開始50〜60個「全然売れなくて」→グルコンでの指摘 →「15日で締め切ります」約230個最終日だけで100個以上
※ 打ち手は「たくさんご注文いただいたので、ここで締め切ります」→「あと何時間です」を刻む→「次に再開するか分かりません」。加えて音声でボックスへの思いを配信した。
“ しゃけ「締め切り日に何通も送る、ここが結構大事。『夜だから』『しつこいと思われないかな』と思う人がいるんですけど、本当にみんな忘れてるんですよね。1時間前にパッと見た瞬間、購入ボタンだけ押してくれる」
“ しゃけ「僕自身もそうですし、iサークルもそう。締切日に半分以上の売上が出る。知り合いには3日間の募集で最終日が95%、1日目2日目はほぼゼロというところもあるくらい」
締切日に送るLINE(しゃけさん推奨=3〜4通)
昼12時締切告知+反響夜7〜9時思い・音声終了1〜2時間前ここが抜けがち
※ まえさんは昼12時と夜9時の2通だった →「それを聞いたら、やればよかったなって思う」。締切だけの文面にせず、反響を混ぜるのがコツ。
LINE配信の鉄則(しゃけさんからの直接指導)
「LINEを文章だけで絶対に送るな」──必ず画像を付ける。反響DMのスクショ、子供が実験している写真、動画も音声も必ずサムネ付きにしてタップで飛べる形に。
“ しゃけ「文章だけのLINEは誰も読んでくれない。画像か動画か、絶対に何かつけるという感じが大事」/「声じゃないと届かない。文章じゃ届かない」
LINE配信の実際の組み立て
登録直後:リードマグネットだけ渡し「ここから配信していくので待っててください」と予告 → 4日目から連日配信。
販売4日前:挨拶メッセージを「特典配布」から「ボックス概要動画」に差し替え。以降に入ってきた人は全員この動画を経由する。
配信ネタのローテ:概要説明+動画/反響(買いたいDM)/自分の思い/口コミ/「明日だよ」。2回目は3日前から、3回目は2日前から毎日。
紹介動画(約5分)は1本作って使い回す。目的は「教育度を揃えること」──ずっと見ている人と今日知った人が混在するので、この1本を見れば前提が揃う状態を作る。しゃけ「1本送るだけじゃ見てもらえない。大事なものは何回も送る」。
SECTION 07 ── 前日の強行軍
北海道 → 大阪一泊 → 鹿児島10時着
この対談で最も"えぐい"エピソード。販売前日に、商品紹介動画を丸ごと撮り直しているのです。
7/12 夜|北海道のPRO+オフ会
しゃけさんに相談
「価値を伝えた後に、値段はビジュアルで伝えないと絶対ダメ」
↓
↓
7/13 10時|鹿児島に到着
お風呂も入らず、撮影 → 編集 → その日の夜に配信
↓
なぜそこまでしたのか。「値段をちゃんと説明できていないことが、すごく引っかかっていた」から。「教育度が高くない人が販売ページを見たら『9,000円、高っ』と思われて離脱されるだろうな、と」。
“ まえ「すごい汚い話、お風呂とかも入らず動画をとにかく撮って、編集して、その日に配信した」/しゃけ「えぐい。えぐいっす、すごいっす」
“ まえ「印刷も『6日かかる』という、その日に発注をかけている。1日ずれてたら間に合わなかった。全部が本当に綱渡りでした」
撮影の実務(プロンプターなし)
台本はルーズリーフに手書き/PCに打ったものを「見る → 頭に入れる → 覚えて喋る」を繰り返して細切れに撮影し、大量のカットでつなぐ。長さは約5分。「急いで撮ったので、主語と述語が合っていない変なところもいっぱいある動画です」。
SECTION 08
視聴者Q&A
Q 売上7桁ですか、収益7桁ですか?(レゴのあやさん)
A(まえ):もう収益です。売上じゃない。原価を引いて7桁を超えるのが160個。そこを達成したかった。
Q LINEで動画を見せて「買いたい」DMが来る流れが分かりません(ぽこぴーさん)
A(まえ):LINEで直接「買いたい」と送ってくる人もいるし、ストーリーズを見て送ってくる人もいます。2ルートあって、スクショの背景色(緑っぽいのがLINE)で見分けられる。なお「買いたい人はDMください」とは書いていない。代わりに購入者には「感想と写真を送ってください」と必ずお願いしている。
Q 潜在層の顕在化ができた、という手応えはありましたか?(あいさん)
A(まえ):正直、手応えはまったくありませんでした。ストーリーズ閲覧も低く、全然見られていない状態。ただ、私のアカウントに集まっている人はもともと「子供に実験させたい」人たちなので、すでに顕在化されている状態だった。だから顕在化に力を使わなくても売れた、というのが本音です。
※しゃけさん補足:顕在化済みのアカウントなら手応えがなくても売れる。ただし商品に分かりにくさがある場合は、コンセプト・思い・価値の説明が特に大事。
Q Zoomなしで材料だけ販売する予定は?(武藤さん)
A(まえ):ニーズがあれば材料2人分のオプションなどは検討したい。ただし「Zoomなしで安く」はしません。Zoomを付けることで価値がつき、値段をつけられる。材料だけだと値段を下げざるを得ず、自分の取り分が減る。「そういう売り方は絶対にしたくない。お金を稼ぐためにやっているので」。
※しゃけさん「付加価値を自ら捨てる意味はない」
Q 注文が入る前に在庫を準備していましたか?(このみさん)
A(まえ):結果的に先に在庫を持つことになって、すごく怖かった。でも「売れなかったら冬休みに売ればいい」「材料費だけでママ友に売ればいい」というプランBを持っていたから踏み切れた。
※しゃけさん注意喚起:「根拠のない自信でリスクを取った」とだけ受け取ると痛い目に遭う人が出る。まえさんはプランBも根拠もちゃんと持っている。エイヤーで行きすぎず、取らなさすぎず、バランスが大事。
Q 「収入の柱を増やす」ゴールのイメージは?(ゆずさん)
A(まえ):私は本当に軸がなくてブレブレで、何でもやってみたい。自社商品もアフィリも運用代行もコンサルもできるようになりたい。原動力は「何かできるようになることが嬉しい」。
※しゃけさん「めっちゃ一緒。何もできないけど、使えるようになったら嬉しい」
SECTION 09
今後の展望
・現ボックスのブラッシュアップ(「本当に荒がいっぱいある」)
・第2弾の開発:「もう一個だけと思っていたけど、また作りたい気持ちになった」。構想は「食べられる実験」を入れたボックス。制作は冬ごろ。
・販売形態:毎月月初1〜3日だけ注文を取る形を検討中。理由は「だらだらやると売れないと分かったから」。
・やらないこと:教室・定期便は当面やらない。「毎月準備を回せる自信がない」「商品にすごく自信を持ったものじゃないと売れない」。しゃけさん「そこは信念のところなので、めちゃくちゃ大事」。
“ しゃけ「(月初販売なら)めっちゃ売れると思いますね。夏休みの自由研究とは違う目的を作ってあげることが大事。それこそ広告を回していけるレベル。来年の夏頃には、パッケージが3つくらいあるかもしれない」
PUNCHLINES
対談で生まれた言葉
まえさん
「めちゃくちゃ戦略を持ってやったと思われてるかもしれないけど、もう本当にバッタバタの行き当たりばったり。ひっちゃかめっちゃかやったというのが正直なところ」
まえさん
「積み上げチャットに毎日『やばい』『やばい』って書いてました。自分が仕上げられるかも分からないのに、ストーリーズはもう始めてるという状態で、めちゃくちゃ怖かった」
まえさん
「間に合わなかったら『間に合いませんでした』って言えばいいやと思って(始めた)」
まえさん
「(即完売して)もう本当に震えました。本当にフリーズしました。購入通知がババババッと埋まっていって、びっくりしてそれを動画に撮ってました」
まえさん
「(売れた要因は熱量ですか?)いやでも、需要だと思います、私は。需要がそもそもすごくあった。材料集めが大変だという悩みを解消してくれる、その需要がめちゃくちゃあったんだなと」
まえさん
「(折れなかった理由は)なんかもう、やるって決めたからですね。あとは『死ぬことはない』っていう。あと私は『もうできません』ってみんなに言っちゃうタイプで、そうすると周りが励ましてくれて、よしやろうってなる」
しゃけさん
「(反響の見せ方を聞いて)これです。これが答えです、皆さん。これが答えです、皆さん」
しゃけさん
「いやーこれ、ちょっと鳥肌ですわ」/「こんなすごい芸当、僕できません」
しゃけさん
「まえさんはちゃんと事前準備をされてる。『箱に入らないかもしれない』というところも、エイヤーで行かずにちゃんと確かめてやられてる。すごく丁寧ですよね、進め方が」
MESSAGE ── まえさんから、これから作るみなさんへ
「みんなできるよって言いたいです。
できるタイミングは人それぞれかもしれないけど、
私は1回目、諦めたんですよ。ドロップアウトして、
自分に自信がなくて作れなかった。
でも、2年後できたんです。
今はできないし、今年はできないかもしれない。
明日もできないかもしれない。
でも2年後は絶対できてる、みんなって思います。
やりたいなと思う気持ちがあるなら、
その炎を絶やさないように、今できる精一杯を積み上げていったらいい。
できると思う、みんな。私にできたからって、本当に思います」
しゃけさんの締め
「1回うまくいかないなと思って辞めた。じゃあそれで全部終わりなのかと言ったら、そうじゃない。半年空いてもいいし、1年休憩してもいい。他のことに1回行ってもいいし、自社商品だけが正解でもない。時間が経ってからやると、新しいところが見えてくることもある。
本当にやっぱり『やる』ということは、もう価値しか生まない。失敗しない、というか失敗すらも次に繋がる。だからやっぱり、小さく1回、小さくでいいから進んでいこうというところは、僕も皆さんにお伝えしたいなと思います」
iCIRCLE PRO+ EVENT REPORT / 2026-09-03 特別対談ライブ(まえさん × しゃけ)
音声文字起こし(約2時間18分)より作成 / AI補足:Claude(Anthropic)
※ お名前はコミュニティ内のニックネーム表記。数字はご本人が対談内で公開されたものです。
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